音楽は古代から人間とともにあり、クラシック音楽は、何百年もの時を経て国境・言葉の壁を越えて文化として発展し、人と人の心をつなぎ、心を動かし、感動を共有できるすばらしい力をもっています。風土・気質・文化的な背景・各言語の抑揚や拍節・時代の様式と作曲家のスタイル、作曲家が意図すること、音楽そのものの持つテクスチャーなど、多くの事象を真摯に感性と知性で受けとり、それを音楽のための本物のテクニック＝芸術で表現することによって、音楽がもつ本物の美しさと力が現れ、言葉や絵画とはまた違う、不思議な瞬間も生まれます。音楽以外の面で趣向を凝らす演奏でなく、本当によい質の音楽を、本当によい形のままで提示することによってはじめて、音楽はよいものだと感じられるのです。
これらの思いを持ちながら、2002年より、ピアニストの笠原純子・笠原咸子、フルート奏者・アレクサンダーテクニック講師のルカス・ロレンツィが、京都でサロンコンサートを始め、お客様の声に支えられて2014年現在、13目第120回を迎えました。プログラムはピアノ、フルートを中心に、演奏家のお話と多彩な作品の数々で組んでいます。”初めて聴いた曲だったけど、楽しかった””楽器が歌うという意味がわかった””CDと違う生のよさがあった“”演奏者の表情や息遣いがわかる距離がいい””いつも元気づけられる至福の時、楽しみにしています”等々、ご感想を寄せられ、嬉しい刺激にさせて頂いています。趣旨に賛同してくださる、第一線で活躍中の演奏家の方々とともに、本当の意味での”万国共通の”音楽言語、すばらしい音楽作品によって、心に必要な栄養を感じていただけるひとときを創造・発信してゆきたいと願っております。コンサートは演奏約１時間です。入場料は大人１５００円、子供８００円です。より詳しいインフォメーション、お問い合わせ、ご予約は、IMAマエストロまでメールにてどうぞ。コンサート模様はこちらへ。